AfterEffectsは「動画のPhotoshop」

 「AfterEffectsってどんなソフト?」と聞かれた時、ある程度デザインなどの経験がある方には「動画のPhotoshop」というニュアンスでお話すると、多くの場合大変良く理解して頂けます。

 Photoshopは写真や静止画の加工においてスタンダードとなっているソフトですが、AfterEffectsにはPhotoshopから様々な概念が取り入れられています。

 例えば「レイヤー」。Photoshopでは、切り抜いた写真や文字などを何層ものレイヤーとして自由にレイアウトできますが、AfterEffectsでも全く同様にグラフィック、文字、そして動画などをレイヤーとして配置し、合成する事ができます。

 また、明るさの調整などの処理を一括しておこなえる「調整レイヤー」という機能も、Photoshop、AfterEffects共に装備されています。Photoshopの調整レイヤーは限られた項目しかありませんが、AfterEffectsのレイヤーはエフェクト(Photoshopで言う所の「フィルター」)を自由に組み合わせてかけられるので、Photoshopのものよりずっと多機能で便利な存在です。

 またレイヤー同士の「乗算」「スクリーン」「オーバーレイ」といった合成モードも、両ソフト共に同じ考え方で使う事ができます。

 実は、Photoshopを多少使える方は、AfterEffectsの基本の1/3位は既にマスターしているも同然なのです。そこから+αの項目は、動画のソフトであるAfterEffectsならではの「時間(動き)」に関するものが多数となります。

 特にWeb方面などで動画の需要が高まっている昨今、是非新たなスキル獲得のためAfterEffects講座の受講をご検討ください。