Premiere Elementsで「写真」から動画を作る

 Premiere Elementsの最新バージョンである10には「パンとズーム」という機能が追加されました。

 これは、一枚の写真(静止画)の中で、カメラが動いているように一部分にズームアップしたり、またズーム箇所を他の位置に動かしたりできる機能です。例えば、数人で写っている写真を読み込み、まず全体を表示した後、一人ずつの顔をアップにし、また全体を表示、といったような動きを作る事ができます。

 以前のバージョンでも、多少込み入った手順を使えば同じ事は出来たのですが、Premiere Elements10では専用のツールで、1、2、3と順にズームアップする範囲を枠で指定し、それぞれ「何秒で移動して何秒間止まる」といった事を指定するだけで、あっという間に「写真がビデオに変身」してしまいます。

 最近は、ビデオも写真も撮れるカメラが増えていますが、ビデオを編集する時も、ビデオだけでなく写真も織り交ぜる事で作品の仕上がりがとてもバラエティに富んだものとなります。

 是非、Premiere Elementsで写真を交えたムービーの編集に挑戦してください!

AfterEffectsは「動画のPhotoshop」

 「AfterEffectsってどんなソフト?」と聞かれた時、ある程度デザインなどの経験がある方には「動画のPhotoshop」というニュアンスでお話すると、多くの場合大変良く理解して頂けます。

 Photoshopは写真や静止画の加工においてスタンダードとなっているソフトですが、AfterEffectsにはPhotoshopから様々な概念が取り入れられています。

 例えば「レイヤー」。Photoshopでは、切り抜いた写真や文字などを何層ものレイヤーとして自由にレイアウトできますが、AfterEffectsでも全く同様にグラフィック、文字、そして動画などをレイヤーとして配置し、合成する事ができます。

 また、明るさの調整などの処理を一括しておこなえる「調整レイヤー」という機能も、Photoshop、AfterEffects共に装備されています。Photoshopの調整レイヤーは限られた項目しかありませんが、AfterEffectsのレイヤーはエフェクト(Photoshopで言う所の「フィルター」)を自由に組み合わせてかけられるので、Photoshopのものよりずっと多機能で便利な存在です。

 またレイヤー同士の「乗算」「スクリーン」「オーバーレイ」といった合成モードも、両ソフト共に同じ考え方で使う事ができます。

 実は、Photoshopを多少使える方は、AfterEffectsの基本の1/3位は既にマスターしているも同然なのです。そこから+αの項目は、動画のソフトであるAfterEffectsならではの「時間(動き)」に関するものが多数となります。

 特にWeb方面などで動画の需要が高まっている昨今、是非新たなスキル獲得のためAfterEffects講座の受講をご検討ください。

Adobe Premiere「Elements」と「Pro」はどう違う?

※この記事は2012年3月時点で「Premiere Pro CS5.5」と「Premiere Elements10」の内容をもとに記述しています。

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 Adobeの動画編集ソフト「Premiere」には、「Elements」と「Pro」の2つのラインナップが存在します。メーカーの設定としては、Elementsが一般・ライトユーザー向け、Proが業務・ヘビーユーザー向けという位置づけになっています。

 動画編集にご興味のある方から「どちらが良いの?」というお問い合わせを頂くことも多いので、今回はこの両者の違いについて解説します。

●価格

 Adobeのオンラインストアでは、2012年3月末現在

Premiere Pro CS5.5 98,175円

Premiere Elements 10 14,490円

上記のように、まったく違う価格帯となっています。まず前提として、動画編集ソフトに約10万円の投資ができるか?がポイントになってきますね。ちなみにProは、Windowsの場合「64bit版」のWindows7が必要になるので、環境によってはOSやマシンの購入も必要となります。

●基本機能

 「できる・できない」で言うと、

・HD(ハイビジョン)画質での編集

・テロップ(文字)の挿入

・色や明るさの調整などエフェクト

・複数の映像を重ねる(ピクチャインピクチャ)

・BGMの追加

・DVDやBlu-rayなどの作成

・ネット向けなどにファイル変換

こうした、一般的な動画編集で求められる機能は両者とも網羅しています。Premiere Elementsでも、使いこなせばテレビ放映しても違和感ないレベルのビデオを仕上げる事は不可能ではなく、そのレベルの機能が1万円台前半で手に入るのは抜群のコストパフォーマンスと言えます。

●Proの利点

 それでは、Premiere Proを使う利点とは?業務用のカメラ対応などニッチな点を除いて一番に挙げたいのが

「スピード・効率の違い」

です。

 Premiere Proには「Mercury Playback Engine」という技術が使われており、編集したビデオの書き出しや再生が非常に高速になっています。同じパソコンでほぼ同じ内容の編集を行った場合でも、ファイル書き出しに倍以上の時間差が付く場合もあり、「時間=コスト」という考え方をすると、お仕事で使われる方には(初期投資のコストを差し引いても)出来るだけProをお勧めします。

 また、Pro版では細かいシーンごとに分けて編集を行う事が容易なので、長時間のコンテンツを作るのにも大変便利です。修正や変更のしやすさという面でも、時間を大幅に節約する事が可能です。

●難易度は?

 「Pro」という言葉からはなにやらハードルの高さを感じますが、じつは「やりたい事」が同じであれば「覚える必要のある事」の量はProもElementsもそれほど差はありません。むしろ、効率よく作業できるProの方が初心者でも簡単にできる作業も少なくありません。

 一方Elementsには、ソフトが自動的にある程度の編集を行なってくれる「インスタントムービー」や、まるで市販の映画ソフトのようなDVD・BD向けのメニューテンプレートなど、とても簡単に見栄えのするビデオを作れる機能が付いており、細かい事を考えずにビデオを楽しむならこうした機能も魅力的です。

 以上、ざっくりとPremiere ProとElementsの違いをご紹介してきましたが、ご参考にして頂けたでしょうか?Adobeのサイトでは両者とも1ヶ月使える体験版を配布していますので、是非実際にお試しください。

 また、ソフトの使い方だけではなく導入などのプランニングなども含めたレクチャーも可能ですので、是非ともお気軽にお問い合わせください。

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ビジネス販促ツールとしての動画活用セミナー(基礎編)~スマホ/タブレットAndroid・iPhone・iPadで動画CM制作

ブログ、Twitter、Facebook・・・etc。お客様への情報発信の手段は色々ありますが、お店、商品、サービスさらにはスタッフの魅力を伝える手段として注目度がどんどん高まっているのが実は「動画」です。
さらにYouTubeやUstreamの出現により、動画によってビジネスを加速させることがもはや当たり前の時代となっています。
今や大企業だけではなく、中小企業でも活用できる広告媒体として欠かせない宣伝ツールの一つとなっています。
「動画」には、「商品などの情報を直感的に伝えやすい」という最大のメリットがあります。このセミナーを通して多くの活用事例をお伝えして参ります。
セミナー構成・概略は以下の通りです。
■序章「動画の疑問にズバリ回答」
Q.自分の業種には動画を有効に使えない?
A.考えられるほぼ全ての業種において、ビジネル上のツールとして有効活用できる使い方があります。
Q.動画を作るのには大きな予算が必要?
A.方法によっては、Webサイトや印刷物よりさらに低コストで効果の大きいものを作ることができます。
Q.動画を作るのは難しい?
A.「WordやExcelがある程度使える」「デジカメの写真をメールに添付して送る」程度のパソコンスキルがあれば、ビジネスに使える動画のシンプルなものは十分自作できます。
Q.動画を作るには高価なカメラや高性能なパソコンが必要?
例えばiPhone内蔵のカメラと数千円程度の投資でも、実用上十分な動画を作ることができます。
■第一章「動画をビジネスに使う5つのメリット」
1.商品などの情報を直感的に伝えやすい
2.様々な形態に転用できる
3.上手く使えばコストを抑えられる
4.ネットの「検索結果」に強くなる
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■第二章「動画が使えるこんな場面」
Webサイト、生配信、店舗や展示会、ダイレクトメール、その他、動画を活用できる場面や形態の例を紹介。
■第三章「動画は自分でも作れる!」
特別なソフトや高性能なパソコンが無くても一定クオリティの動画を作れる方法など、手法の種類を紹介。
★日程
3/10(土)13:00~17:00
3/15(木)13:00~17:00
※日程につきましてはご相談可。
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