[PowerPoint]入力済の文章をSmartArtに変換する

Office2007からの新機能となった[SmartArt]。
SmartArtは組織図やベン図などの図表を手軽に作成するツールで、PowerPointに限らずExcelやWordでも利用できます。
情報を図やイラスト、写真などのイメージに訴えるところが大きいプレゼン資料作成では特に、簡単にデザイン性の高い図表を作成することができSmartArtはとても便利な機能です。

通常は、[挿入]タブ – [SmartArt] から使用したいSmartArtを選択するのですが、便利な使い方をご紹介します。

入力済の文章をSmartArtに変換する

  1. まずは文章を入力します。
    20101104_00.jpg
  2. 文章のプレースホルダを選択肢した状態で、[ホーム]タブ – [SmartArtに変換]をクリックします。
    20101104_01.jpg
  3. 好きなグラフィックを選択すると、入力済の文章がSmartArtに変換されます。
    20101104_02.jpg

 

 

PowerPoint(パワーポイント)のスライドマスタについて

マスタには大きく「スライドマスタ」と「配付資料マスタ」「ノートマスタ」の3種類があり、今回は「スライドマスタ」について説明いたします。
「スライドマスタ」にはさらに「タイトルマスタ」の設定が可能です。

スライドマスタの説明

スライド マスタとはパワーポイントでデザインをフォーマット化させるためのテンプレート要素で、フォントスタイル、プレースホルダのサイズや位置、背景のデザイン、配色など、テンプレートに関する情報を設定します 通常タイトルマスタとセットで設定します。

メニューバーの「表示」から「マスタ」を選択し「スライドマスタ」を選択します。

設定では、スライドマスタ上に「タイトル」「テキスト」「日付」「スライド番号」「フッター」が設定されています。 この各要素の設定を変更することで、スライド作成時のフォントの選択や、フォントサイズの変更などのわずらわしさを省略したり、表示のずれを抑えることが 可能です。
「スライドマスタ」で設定できることは

•タイトル、本文、およびフッター テキストのフォントスタイルやサイズ
•テキストやオブジェクトのプレースホルダの位置
•行頭文字のスタイル
•背景のデザインと配色 …..など
マスタを変更することで、そのプレゼンテーション内のすべてのスライドの設定を一度に変更することが可能です。
※ プレースホルダの設定はマスタ編集画面から「書式」→「マスタのレイアウト」を選択すると開きます。

タイトルマスタの説明

スライドマスタとセットで設定するタイトル用のマスタです。
表紙や、中 見出しに一般のスライドとは別のデザインで表示させることができます。
メニューバーの「挿入」から「新しいタイトルマスタ」を選択します。
スライドマスタ同様に以下の内容を設定できます。

•タイトル、サブタイトル、およびフッター テキストのフォントスタイル、サイズを変更できます。
•タイトル、サブタイトル、およびフッターのプレースホルダ プロパティを変更できます。

PowerPoint(パワーポイント)で、表紙にスライド番号を入れず、2つ目のスライド番号を1にしたい・・・

タイトルスライドにはスライド番号を入れず、2枚目のスライドからスライド番号を1から挿入する方法について説明します。

まず、スライド番号の挿入にて、タイトルスライドにはスライド番号をつけないようにし、スライド開始番号を0にするとOKです。

タイトルスライドにはスライド番号をつけないようにする

PowerPoint 2003の場合

1.[挿入]→[スライド番号]をクリックします。
2.[ヘッダーとフッター]ダイアログボックスの[スライド]タブの「スライド番号」および「タイトルスライドに表示しない」のチェックを付けて、[すべてに適用]または[適用]ボタンをクリックします。

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PowerPoint 2007の場合

 

1.リボンの[挿入]タブをクリックして、[テキスト]カテゴリから[スライド番号の挿入]をクリックします。
powerpoint06.gif

2.[ヘッダーとフッター]ダイアログボックスの[スライド]タブの「スライド番号」および「タイトルスライドに表示しない」のチェックを付けて、[すべてに適用]または[適用]ボタンをクリックします。

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スライド開始番号を「0」にする

PowerPoint 2003までの場合

1.[ファイル]→[ページ設定]をクリックします。
2.[ページ設定]ダイアログボックスの[スライド開始番号]を「0」にして、[OK]ボタンをクリックします。

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PowerPoint 2007の場合

1.リボンの[デザイン]タブの[ページ設定]をクリックします。

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2.[ページ設定]ダイアログボックスの[スライド開始番号]を「0」にして、[OK]ボタンをクリックします。

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ITスクールインストラクター  田口 智

PowerPoint(パワーポイント)のヘッダーとフッターについて

PowerPointで「ヘッダーとフッター」と言っても、実はヘッダーの設定はほとんどありません。ヘッダーが設定できるのは「ノート」と「配布資料」の時のみです。という理由で今回はフッターのみについて説明します。

フッターの設定

フッターには「日付と時刻」「スライド番号」「フッター」の3項目を設 定することが可能です。各項目の左にある□にチェックマークを入れるとスライド上に表示されます。

PowerPoint2003:メニューバーの「表示」→「ヘッダーとフッター」を選択
PowerPoint2007: リボンメニューの「挿入」→「ヘッダーとフッター」を選択

ただし、「マスタの設定」の回で説明したスライドマスタのプレースホルダを表示設定していない 場合は、チェックを入れても反映されません。

プレースホルダの設定

PowerPoint2003:マスタ編集画面から「書式」→「マ スタのレイアウト」を選択すると開きます。
PowerPoint2007:マスタ編集画面から「スライドマスタ」→「マスタレイア ウト」の中に「フッター」のチェックがあるので、チェックを入れてください。

 

PowerPoint(パワーポイント)で画像の圧縮・・・

受講生からパワーポイントのデータをお預かりしたとき、異様にデータ容量の大きなファイルをお預かりする時があります。いったいどんなスライドデータなのかと確認してみると、なんのことはないデジカメで撮影した画像が、数点の貼り付けられたスライドデータでした。

こういう事態にならないように、パワーポイントに貼り付けた画像ファイルの圧縮が必要です。

パワーポイントで資料を作成していると、スライドに写真を挿入することが多々あります。ただこの時、デジカメで撮影した画像ファイル等を、そのまま挿入しスライド上で縮小しても、 画像データは元の大きさ(データ容量)のままで、スクリーンで投影してプレゼンを行う分においては、オーバークオリティです。これが、パワーポイントの ファイルサイズが大きくなってしまう原因です。

そこで、「画像の圧縮」です。圧縮方法は簡単です。スライドに挿入した画像ファイルにマウスを合わせ、右クリックして「図の書式編集」をクリック

開いた書式設定画面の左下にある「圧縮」ボタンをクリックすると、「図の圧縮」ウィンドウが開きます。

1.設定の対象で、選択した画像ファイルだけを圧縮するか、そのパワーポイントのスライドデータの中の全ての画像ファイルを圧縮するかを選択してください。

2.解像度の選択でスクリーン上のみで使う場合は「WEB/画面」を選択してください。プリントアウトなどして資料を配布する場合は「印刷」を選択してください。

以上で画像ファイルの圧縮が完了します。また、オプションで図のトリミング部分を削除することも可能です。不要部分を削除することでさらに圧縮が可能です。

ITスクールインストラクター  田口 智

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